本作はひたすらにテキストを読んでいくタイプの所謂サウンドノベルゲームですね。
サウンドノベルとは文字通り
サウンド(音)
と
ノベル(小説)
すなわち、音付き小説。
つまり、ストーリーと声優、そして音楽でのみ評価される、アドベンチャーゲームの中でも最もストイックなジャンルです。
だからこそ神ゲーも多く存在しているし、どうしようもない駄作も数多くあります。(厄友情談疑とか)
因みに筆者はかなり好きなジャンルです。
話題になっているゲームが有れば余さずプレイしています。
本作最悪なる災厄人間に捧ぐ
ですが、製作はケムコという会社です。
ケムコが作った他の以前プレイしたサウンドノベルシリーズに、レイジングループという作品があり、それがとてつもなく面白かったので、本作はプレイする前から期待値マックスハードル高すぎるくらいの状況でした。
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ここからストーリーのネタバレが含まれます
とある事件がきっかけで主人公は人間を含む動物全ての姿、音が全く認知出来なくなってしまいました。
しかし、空間を移動したわけではないので、触れられる事は出来ます。
故に存在だけを感じる何も言葉を発しない透明人間がそこかしこにいるという状況です。
しかも周りの人間からは主人公を見ることが出来るので完全に頭がおかしい変人扱いで精神疾患を疑われ、病院に入れられてしまいます。
何も見えない聞こえない日々に絶望する中、1人の少女と出会います。
その少女は
自分以外には見えない存在だったのです。
勿論の事2人は意気投合し一緒に生きていく事になります。
このまま幸せが続いていくかと思いきや。
というのが大まかなあらすじです。
本作、おそらくですがシュタインズゲートに大きな影響を受けているのではないでしょうか。
所謂タイムリープを題材にしたゲームです。
タイムリープを題材にしたゲームや映画というのも沢山ありますが、、、
いまだかつて、、、
ここまで苦しいお話があったでしょうか?
もうね、
鬱になるわ!!
タイムリープ系のお約束として、
過去を変える為に過去に戻る
↓
失敗する
を繰り返す。
それを何度も何度も繰り返して膨大な時間を過ごして、壊れていく。
というものがありますが、
本作のボリュームが凄すぎて、本当にずっと繰り返してプレーヤーすら壊れていく。
パトラッシュ、、もう疲れたよ、、
没入感という意味では凄いかもしれませんがとにかくキツかった。
もう冒頭からこんな鬱設定なのに、中盤、終盤と畳み掛ける絶望感。
そしてエンディングまで辿り着いた時に。
あなたは希望を感じとれたでしょうか!?
最後までプレイした方の感想を是非聞いてみたいものです。
因みにこのゲーム
と多くのプラットフォームでプレイする事が出来ます(鬱が増える)
独断と偏見に基づいたギリギリポップ的採点は
68/100点中。
悪い意味で記憶に残るゲームでした(次は明るいゲームやりたい)が、決して駄作ではありませんでした。