この作品は非常に面白いです。
しかし、非常に惜しいゲームでもあります。
お腹も減ります、足が折れます。
悪い事をすれば衛兵に追われます。
牢屋に入れられます。
出所した時にはお腹ペコペコです。
エルダースクロールズシリーズを更にリアル志向にしたと言えばわかりやすいかもしれません。
まずは良かった点から。
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ストーリーが面白い。
舞台は15世紀のボヘミアの王国。所謂中世ヨーロッパですね。
この時代モノって登場人物や設定が多すぎたりして好きな人は好きなんだろうけど筆者はあまり好きでは無いなという印象でした。
しかし!本作は!
めっちゃ面白いです。
というのも人物が非常に良く描かれています。
多くは語りませんが、常に先が気になるストーリーになっています。
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ストーリー分岐が多彩
例えばこの場面では
- 木炭を買ってこい
- その為の金は借金を取り立てて企てろ
と言われます。
早速取り立ててに行きますが、そうスムーズにはいきません。
やばい奴です。
なんとか説得しようとしましたが、全く聞き入れてもらえず、、、
ボッコボコにされました。
勿論操作が上手ければこのままやっつけて借金を取り返す事も出来たかもしれませんが、筆者には非常にハードルが高かったです。
彼は強かった。
なので、何か他に方法は無いかと村を歩き回り、結果
仲間を集めてボコボコにしました
これは非常に面白いなと思いました。
選択肢で物語が分岐する。プレーヤーの数だけ物語がある。善人になるにも悪人になるのもプレーヤー次第!なんてゲームは多々あります。
しかし、本作の分岐は他を圧倒しています。
しかもその場の分岐だけではなくその時の選択が後々に効いてきたりもします。
それ故に一つ一つの選択にしっかり悩みます。
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音楽が壮大で格好良い
しっかりと場面を盛り上げてくれます。
音楽が良いゲームは名作揃いだと思います。
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戦闘が凝っている
画面を見た感じだとスカイリムの様な戦闘に思われがちですが、実は全く違います。
剣はただ振り下ろすだけではいけません。
しっかりと相手の動きを見ながら隙が見えた方向から斬り込まなくてはなりません。
ガードもしっかりと相手を見て合わせなければいけません。
迫力ある効果音も相まって非常にハイクオリティな戦闘になっています。
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地形がバラエティに富んでいる
この手のオープンワールドゲームはどこまで行っても似たような景色が続いていて移動に飽きる事も多いのですが(結果ファストトラベルばかりになる)
本作はその土地毎に個性があり、印象に残ります。
似たような色味なのにです。
これは非常に珍しい事で本当に凄いと思います。
次に気になった点。
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操作性が非常に悪い
特にカメラ操作が悪いです。
視点移動しようとすると明らかに遅延を感じます。
これにはかなりのストレスを感じ、慣れる事はありませんでした。
筆者はテレビがおかしいのかと思い、設定を見直した程です。
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ロックピックが難しい
本記事のタイトルにも書きましたが、本作ではピッキングする多く場面が出てきます。
これもエルダースクロールズシリーズで良くあるパターンなのですがいかんせん難しい。難しすぎるんです。
余りにも難しくてロックピック攻略の動画も出ているレベルです。それを見てやってみてもなかなか上手くいきません。
これで挫折した人もいるのではないかと思います。
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全体的に難易度が高い
一応、初めにノーマルモードとハードモードが選べますがもう一段階、下の難易度があってもいいのではと思う難易度です。
筆者は相当のゲーマーだとの自負がありますが、そんな筆者でもかなり難しく感じました。
スリも戦闘もピッキングも総じて難しいです。
総評
かなり面白いゲームなのに、カメラ操作の悪さとロックピックでかなり損をしているゲームです。
冒頭に書いた非常に惜しいとはこの事です。
先がとても気になるストーリーでワクワクするのですが、操作ストレスがそれを上回ってしまいました。
独断と偏見に基づいたギリギリポップ的採点は
68/100点中
うーん!超名作になりえた作品なのに勿体無い!では、ここまで読んで頂きありがとうございました!!