本作は1人対7人で戦うオンライン対戦ゲームです。
この形式のゲームはデッドバイデイライトなんかが有名ですね。筆者が非対称マルチに初めて出会ったのはEvolveというゲームだったのですが過疎りまくってて全く浸透せずせっかく面白いゲームなのに勿体無いなと感じていました。
今非対称マルチが日の目を浴びているのは完全にデッドバイデイライトの功績だと思います。パイオニアですね。野茂英雄ですね。
このタイミングでEvolveが出ていたらどうなっていたのかなと思います。
さて今回レビューしていくドラゴンボールザブレイカーズに話を戻しましょう。
本作はちょっとしたストーリーも用意されていてその内容はというと、【不幸にも時空の狭間に飲み込まれた一般人がそこに居る強敵から逃げ帰る】というものです。
マッチングする=時空の狭間に飲み込まれる
といった構図です。
何回飲み込まれるねん。。。ってなると思います。もうちょっと自然な設定はなかったのかと思います。ゲーム画面でも「何度も飲み込まれる主人公はとてつもなく不幸だと言う他ない」みたいな事書いてるし。面白いけど。
さて、肝心のゲーム内容ですが思いっきりざっくり説明すると、それなりに広いマップを区分けして、それぞれのエリアに散らばった解除キーを探して脱出用タイムマシンを解放しそのエリアから脱出する。
というものです。
一般人の逃亡者(本作ではサバイバーと呼称します)は目的を叶えるまで死なない事。
追跡者(レイダーと呼称)はそれを成し遂げられないようにサバイバーを狩るのが目的です。
内容自体はシンプルなんですが、これが意外な程に面白い。
操作性自体はあまり良く無く、快適性は低いと言わざるを得ないのですがこのゲーム謎の中毒性があります。
リプレイ性が非常に高いです。
いや、これは何でだろうと考えてみました。
まず、
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ドラゴンボールだもの
うん。やっぱ単純にこれはあると思う。
自由にキャラメイクできるサバイバーも鳥山明っぽいし、レイダー達もフリーザや魔人ブウ、セル等、お馴染みの敵キャラクター、それらが今後も増えていくであろう事を考えると非常にワクワクします。
しかし、いくらドラゴンボールキャラだからといってもクソゲーなんて数え切れない程ありますからね。やっぱり内容ですね。
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バランス調整
これが非常上手くいっています。
サバイバーとレイダーの戦力差は絶望的なものです。
その中であの手この手で生き残ろうと努力するわけですが、常に緊張感あるバランス調整になっています。
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ゲームの流れ
とにかく生き残ればいいというわけでは無く、最後には皆んなで力を合わせてレイダーと戦わなくてはなりません。
だからその為に解除キー集めの他にもする事があり、ゲームプレイが単調になりにくいです。
ドラゴンボール集め(任意)も非常に味があって面白い。
さて、ここまでは良いことばっかり書きましたがこのゲームにも欠点はあります。
それは、
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マッチングが非常に遅い
という点です。
平均2分なんて書いてますが体感では5〜8分くらいでしょうか。
これはオンラインゲームとしてはかなり痛いポイントです。
このマッチング時間がどうしようも無いのならせめてマッチング待ち中に出来る事を少しでもいいから増やしてほしいかな。
総評
マッチングが遅いのはかなり痛いですが、それでも待ってしまう(面白くないとマッチングに5分も待たない)ゲームです。
まだまだゲーム自体の伸び代を感じます。
価格も安く(確か2000円台)全く期待していなかったのですが、フルプライス出しても文句ない出来。
まだまだ知名度が足りてないと思うのでしっかり宣伝に力を入れれば巨大ブームを起こせる可能性を秘めた作品だと思います。
独断と偏見に基づいたギリギリポップ的採点は
85/100点中
ありがとうございました!