AVG(アドベンチャーゲーム)とはなんだろうか。
コンピューターゲームには様々なジャンルがあり稀にジャンル分け出来ないゲームも存在するが、大抵のゲームはカテゴライズする事ができる。
アクションゲーム、RPG、レースなどは特に分かりやすい。
アドベンチャーゲームには自分でキャラクターを動かして操作するものも有れば、テキストを読むだけのゲームもある。
基本的には、アクションに重きを置いていないゲームとするのが最も近いかもしれない。
アクションやRPGの場合、ストーリーがある程度くだらなくても、それ以外にぶっちぎれる要素があれば名作になり得る可能性はある。
特にアクションゲームだとその傾向は顕著だ。
しかしアドベンチャーだとそうはいかないからストーリーの面白さが直接作品の評価に繋がってくる。
ラーメンでいうと最もごまかしの効かない。
さながら
トッピング無しの塩ラーメンである。
いくら、操作性の良さや音楽等で飾ったところで肝心のストーリーがつまらないとそれは駄作になる。
今回プレイしたのはEverybody’s Gone to the Rapture –幸福な消失–
プレイヤーはいきなり田舎町に放り出される。
主観視点なので、プレイヤーが人なのかどうかもわからない。
暫く徘徊すると町の至る所に
残留思念の様なものが現れた。
人々の会話が聞こえる。
どうやらこの町では過去に何かがあったらしい。
なるほど。
このゲームは
町を散策しながら会話を探して、何が起きたのかを知っていく。
という流れのようだ。
まさしくストーリーがモノを言うゲームである。
町の至る所に人の生活の香りが残っていた。
とまあこんなゲームなのですが、とにかく
なかなかに広いフィールドで、ゆーっくり動くので
ストーリーなんてどうでもよくなるくらいストレスが溜まる。
それでもそんなに長いゲームでは無さそうなので(値段から推理)なんとか最後までやろうと頑張りました。
結果。
最悪な体験となりました。
移動ストレスは勿論のことストーリーが酷い。
いや、ストーリーは好みの問題なのでいいとして、
先述したように会話を聞いてストーリーを追うシステムなのですが、
その出来が悪すぎる。
この手のお話だと少しずつ真実に迫って行くと思うのですが、
まず何もかもがバラバラすぎて時系列がわからない。
お話が
過去に遡っていっているのか進んでいるのかさえわからない。
なんとか話についていこうとしていると、最後に唐突に真実が明かされます。
それもふわっとしたモヤっとした、出来の悪い終わりです。
キャラクターも沢山出てくるのですが、かまいたちの夜のようなシンボルなので掴めない。
かまいたちの夜はシンボルなのにキャラクターを生き生きと想像できたのが本当に凄いことだなと思いました。
筆者の過去にやったゲームのワースト1位を更新しました。
因みにこのゲームをプレイするまでのワースト1位は【厄 友情談疑】でした。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
独断と偏見に基づいたギリギリポップ的採点は
3/100点中