ギリギリポップ

これはゲームのPRブログでは無く独断と偏見に基いた超個人的プレイ感想文、Amazonレビューみたいなものです。永遠のアンダーグラウンド。見つけてくれてありがとう

ファイナルファンタジーVIIリメイク〜これ続き出ないのでは〜評価感想

ゲームは徐々に進化していくものです。

 

しかし、時々壁を打ち破ったような進化を感じる事があります。

 

一気に次のステージにジャンプした様な。

 

マリオ64、オンラインFPS(特にCOD4)、VRゲーム等がそうです。

 

そしてFF7もジャンプしたソフトの一つだと思っています。

 

当時まだポリゴンを使ったRPGは主流では無く、美しい映像に度肝を抜かれました。

 

更にムービー中に操作できる等新しい挑戦もありました。

 

思い入れがある人も多いソフトだと思います。

 

さて、本日レビューするのはそんな超大作FF7のリメイク、ファイナルファンタジー7リメイクです。

 

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こんなソフトですから製作陣は生半可な覚悟では無かったと思います。

 

そんな事を、プレイしていてひしひしと感じるリメイクでした。

 

まず良いところから

 

  • 痒いところに手が届く

 

本当に数えきれない程のテストプレイをされたんだなと思います。

 

キャラのパラメータをプレイヤー自身が振り分けて個性を出す、というのは昨今のゲームで良く用いられる手法ですが、本作は武器に振り分ける事でそれが行われます。

 

初めは新鮮で楽しいなーと思っていたのですが、だんだんと面倒になってきました。

 

そんなタイミングで自動振り分けもできます。

 

という表示が。

 

感動レベルでした。

 

他にも細かい事を挙げ出したらキリがないほどに気遣いがあらゆる所に感じましたが強いてもうひとつ挙げると、

 

最近のゲームはどっちから来たかわからない様にならない様にマップに歩いてきた軌跡が表示される事が多いのですが、結局戦闘で走り回った結果、戦闘前にどっちから来たかわからなくなる。

という事がしばしばあります。

 

しかし、本作では戦闘前と戦闘中の軌跡が表示されます。細かい事ですが凄いなと思いました。

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  • ミッドガルがとても魅力的に描かれている

 

もともと個性的で魅力的だったミッドガル。

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その世界観を全く壊さずに、現代の技術で作り直されています。

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そういえば、あそこはどんな感じになってるのかな?

と次のマップに行くのが楽しみでした。

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  • BGM

 

基本的にオリジナルのBGMをベースに作り直されています。

そのアレンジが本当に絶妙で、しっかり新しいのだけど節々に懐かしさを感じられました。

小学生くらいの頃に友人と家に集まってプレイしていた光景が思い出されました。

音楽と匂いはいつまでも消えない思い出になるんだな、そんな事を感じずにはいられませんでした。

 

  • 難易度が絶妙

 

本作では難易度選択が出来ます。

筆者はノーマルでプレイしましたが、初見プレイでギリギリ一発クリア出来るか出来ないかの本当に絶妙な難易度でした。

 

  • 戦闘が面白い

 

オリジナル作品ではATBゲージが溜まったキャラから攻撃していくという、リアルタイムではあるけれどコマンド選択式の戦闘システムでした。

 

本作は基本リアルタイムで動き回り四角ボタンで攻撃、スキルや魔法、アイテム等を使う時は時の流れが遅くなり(ほぼ停止)コマンド選択する。というアクション要素が強いシステムです。

 

始めた時はなんだ、連打ゲーかこれは最後までプレイするのがキツそうだ。

 

そう思っていました。

 

しかし、ゲームを進めて行くにつれ、そんな考えは間違いだったと気付きます。

 

先述したように絶妙な難易度であるが故にとても奥深いものになっていました。

 

これはプレイして頂けたら解ると思います。

 

  • 古参ファンにも配慮

 

こんな面白い戦闘システムですがやはり新しいです。

 

こんなのはFF7じゃねえ、なんて言う人も絶対出てくると思います。

 

本作ではクラシックモードというアクション要素を排除したモードも用意されています。

 

バッシングからの先回りです。凄いですね。

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  • マテリア

 

FF7の特徴だった、マテリアシステム。

 

こんなにアクション要素が強いから恐らく排除されてしまうのでは?採用されても違和感が残りそうだから少し変えるか、マテリアという存在だけ(システムでは無く)になるのでは?と筆者は考えていましたがそんな事は全くの杞憂に終わりました。

 

本作のシステムに見事に原作のマテリアシステムがマッチしていて、良い意味で原作のままでした。

 

  • バイクゲーム

 

これも現代では色々なアプローチが出来たと思います。

 

しかし、本作では原作のままでした。

 

本当に良い意味でそのまんまです。

 

操作感までそのままでした。

 

これはもしかしたら本作で1番凄い所かもしれません。

 

以上。ここからは良くない所、気になる点を書きます。

 

  • ボリューム不足

 

いや、恐らく一本のゲームとしては申し分無いのかもしれませんがやはりオリジナルを知っているとここから面白くなるのに!と考えずにはいられませんでした。

 

  • 続編が出るとは思えない

 

まずFF7Rが世に発表されたのが2015年、PS4がやっと普及し始めた頃です。

 

そして、2020年のPS5の足音も聞こえ始めている頃にようやく発売されました。

 

それから約一年経った今、PS5も発売され発表された情報といえば【ユフィを操作するDLC】くらいな物です。

 

本当に続きは出るのか、疑問を抱かずにはいられません。

 

PS4で出る可能性は限りなくゼロに近いと思っています。

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以上です。

 

総評

 

本当に素晴らしいリメイクでした。

青春を思い出しました。

筆者はFF7はシリーズの中で3番目に好きな作品です

。こんなに違和感無く再びプレイできるとは思っていませんでした。

後はやはり続編が出るのかどうかが気掛かりです。

 

ギリギリポップ的採点は

 

83/100点中

 

続編が発表されればプラス10点です(即ち今本来の評価にマイナス10点しています)

 

ありがとうございました!!

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