このゲームを初めて見た人は、ロボットゲームかなと思うはずです。
エヴァンゲリオンがロボットかどうかの論争はひとまず置いといて
しかし、全く違います。
ロボットは操らないし、戦いません。
なんと、ロボットが戦ってる現場に巻き込まれて逃げ惑う側です。
いやー、面白い。
こんな発想大好きです。
トムクルーズが出てた宇宙戦争や、松本人志監督の大日本人なんかを思い出します。
本作はチャプター形式でゲームが進行していきます。
プレイ感は絶体絶命都市に酷似しています。
そりゃあ、そうですよね。
作ってる人が同じだもの。
しかし、決定的に違う所が。
話は東日本大震災に遡ります。
絶体絶命都市ファンの筆者はワクワクしながら発売を心待ちにしていました。
しかし、起きてしまった悲劇。
何をするにも不謹慎と言われた当時。
地震をモチーフにしたゲームなんて、発売出来るのだろうかと不安に思っていました。
不安は見事的中してしまい、絶体絶命都市4は発売中止になってしまいました。
しかし、細々と開発は続けられていたようで2018年に満を待して発売されました。
その出来は恐ろしく酷いものでした。
ひたすらに世論を気にしての作りで、もう災害時の教則本の様な出来でした。
実際、世間やマスコミからは絶体絶命都市4は不謹慎なゲームじゃない。
こんなに勉強になるんだ!!
みたいな評価をされていました。
まあ、狙い通りだったのでしょう。
しかし!開発チームが本当に作りたかったのはこんなのじゃないだろ?
多分悔しかったと思います。
話は巨影都市に戻りますが。
開発チームが本当に作りたかった絶体絶命都市4が巨影都市だったのだ
筆者はそう理解してます。
もうふざけまくっています。
終始ふざけています。
勿論いい意味でです。
これがあるから絶体絶命都市4は面白かったはずなのです。
しかし、世間の流れから絶体絶命都市4は2つに別れてしまった。
だから、巨影都市は絶体絶命都市の面白い方です。
前置きが長くなりましたが以下ゲーム評価です。
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チャプター切り替えで記事が出るのが面白い
そのチャプターで起こった出来事が新聞記事(と言うよりweb記事かな)風に表示されるのが面白いです。
これがなかなかに作り込まれていて普通なら飛ばすような場面だと思いますが、これがなかなかどうして。
読むのが楽しいので、毎回読んでしまいます。
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クイックタイムイベントがある
クイックタイムイベント、通称QTEがよく出てきます。
いきなり画面にボタン表示が出てきて時間内に押さないとダメというアレです。
緊張感を保つ為に採用される事が多い本システム。
確かに緊張感を保つのには一役買っていますが、理不尽ゲームオーバーも増えてテンポが悪くなっています。
筆者はQTEが嫌いです。ストレスでしかないです。
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謎にHPゲージとスタミナゲージがある
謎です。
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操作性が悪い
めちゃ悪いです。笑えるくらいに。
勿論カメラワークも最悪です。
総評
まさしくネタゲーです。
本当におふざけに全振りした愛すべきバカゲーです。
しかしながらバカゲーが名作になれる可能性というのはひたすらに難しく、本作もどちらかというとクソゲーの域にいます。
筆者は好き!でもクソゲー!!
いや、よくよく考えると当時のゲームはバカ神ゲー多かったかも。
あ、今バカミゲーという言葉思いついてしまった!
次あたりバカミゲーについて記事を書いてみます。
脱線ばかりしましたが本作のギリギリポップ的採点は
50/100点中
ありがとうございました!!