名作とはどういうタイトルを言うのでしょうか。
色々な解釈があると思います。
感動的なストーリー、壮大な音楽、唯一無二なのにとても楽しいシステム、派手で爽快なプレイしているだけで気持ちいいゲーム、
しかし、名作と呼べるタイトル全てに共通しているものがあります。
それは
気が付くと時間が経っている。
これを名作の条件とするならば
ファーミングシミュレーター19は間違いなく名作の部類に入ります。
本作はタイトルの通り
ファーミング(農業)をシミュレーター(模擬体験)出来るゲームです!
畑を耕し
↓
種を植えて
↓
肥料をあげて
↓
収穫し
↓
売りに行って収入を得る
大雑把に言うとこれだけなんです。
それの何が面白いのか?
それがさっぱりわかりません。
ひたすらに種を撒き、収穫し、売りに行き、
自分は今何やってるんだろう?
という気持ちになってきます。
一応農業以外にも畜産業、林業等もありますが基本的には同じです。
凄いなと思った点として物理演算がかなりしっかりしてるというのがあります。
木を切って、積み込んで売りに行くのですが、近付けば自動で回収等という便利システムは無く、一つずつ掴んで、入れなければなりません。
(積み方が悪いと積める量が少なくなります)
手で掴めない大きさのものは専用の重機が必要です。
そういった点が半端なくリアルです。
途中で事故るとせっかく積み込んだ素材は無駄になってしまうので慎重に運びます。
とかなんとかやってると、
2〜3時間は平気で過ぎています。
久しぶりの感覚でした。
昔はどんなゲームをやっても味わっていた感覚ですが、やはり歳を重ねるにつれ感動も薄れているのかなかなか味わえない感覚になっていたので嬉しかったです。
ここまでベタ褒めしましたが、このファーミングシミュレーター19には
どうしても見過ごす事の出来ない、大きな欠点がありました。
本作のトロフィーで長期プレイ【ひとつのセーブデータでプレイ時間が10時間を超える】というものがあります。
これの獲得数が20%に満ちていません。
これは80%以上の人間が10時間と経たずにやめてしまっている。
という事です。
それは一体何故なのか?
筆者がたまたまハマっただけで駄作なのか?
いえ、違います。
重機やアタッチメントの種類があまりにも多い。
これです。
え?いい事じゃない?って思われると思いますが、
あまりにも多すぎて、何をするにも
どれをどれにつければいいのかがわからないという状況が多発します。
筆者も何か新しい事をする度に、攻略サイトやブログ、YouTube等を旅する事になりました。
だから楽しいと思えるまでに相当な根気がいりました。
筆者は今作以外はプレイしたことはありませんが、恐らく19作目と言うこともあり、どんどん複雑になっていったのかもしれないなと想像しました。
チュートリアルも一応あるのですが、違うんだ。それ以前の問題がわからないんだ。という事も多々ありました。
これも19作目ということで「それくらいわかってるよね?」というスタンスだったのかもしれません。
とても素晴らしいゲームだったので、もう少し親切なチュートリアルがあればなぁと勿体無い思いでいっぱいです。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました!
独断と偏見に基づいたギリギリポップ的採点は
76/100点中